テトゥア村の調理、食事(ギルバート諸島、ノヌーティ環礁。)

 皆さま、お久しぶりです。前回の投稿から、大変間が空いてしまいましたが、今まで見させていただいたECフィルムの紹介を、今日から少しずつ上げていきたいと思います。更に、今回は数ある中でも、食べ物に関するECフィルムを紹介します。


 今回紹介させていただく映像は、ミクロネシア、ギルバート諸島という、太平洋の島々で撮影されたものになります。E852「若いココヤシの収穫と食事」では、ノヌーティ環礁(Nonouti atoll)での生活における、ココヤシの役割が映像として収められています。

(画像1)E0852 01:26

 ヤシの木は、サンゴ礁のような貧しい土壌でも、約25mにも及ぶ高さまで成長するようです。画像1に映っている男性は、果実のなっているヤシの木のてっぺんまで登り、ココナツを落としたあとに、まとめて拾っている様子です。特に緑色のヤシの実は、飲料用に適しているようです。また、後ろに自転車をこぐ男性が写りこんでいるのが、少しシュールですね。

(画像2)E0852 04:48

 また、果実のほかにヤシ汁という形で、ヤシの木は持ち主に利用されるようです。画像2のように、新芽を途中で切り落とし、ひもで縛ることで、ヤシ汁を採取することができます。ヤシ汁の使用法は、シロップ、酒、乾燥期の飲み物など多岐にわたるようです。

(画像3)E0860 02:18

 E0860「タロイモ料理」でも、ヤシ汁から作られたシロップが使われています。甘味料として使われるというのもあり、調理している女性の周りには、虫が飛んでいます。画像3は、とても固いタロイモを、石サンゴで潰したあと、ココヤシの果肉、ココナッツミルク、そしてヤシ汁のシロップを加え、シャコガイの器でこね合わせている様子です。

(画像4)E0860 10:56

 こね合わせたものを、ココヤシの葉で包み、地面に作った炉で焼くと、蒸しパンのような見た目のケーキが出来上がります。葉で包まれて調理される様子は、日本でも食されているちまきのよう。このパンケーキは、ブアトロと呼ばれ、特別な時にしか作られないそうです。普段のタロイモ料理と違い、生のままタロイモをつぶして作られるブアトロ、どんな味、食感がするのか気になります。


 いかがだったでしょうか。このような形で、記事ごとにテーマを決めて、少しずつアップしていけたらと考えております。より詳細に、映像について紹介できたらとも思うのですが、一つ一つの映像に、本当に多くの情報が含まれているので、今回は、場面を選んで記事を書かせていただきました。もっと詳しく知りたいという方は、是非実際のECフィルムをご覧になっていただけたらと思います。次回は、オセアニアの食べ物の続きか、編み物に関する映像を紹介する予定です。よろしければ、またご覧いただけたらと思います。
(映像の百科事典 エンサイクロペディア・シネマトグラフィカhttp://ecfilm.net/filmlist/digital 



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